こんにちは。代表親方澤野です。
春の足音が近くまで来ています。今年の冬は少し暖冬だったような感じがしていますが、皆さんはどうですか?
さて、外壁塗装をするからと言っても、「大切な家のためなら、いくらお金がかかってもいい」という方は少ないですよね。
いい仕事をしてほしいけど、出費もなるべく押さえたいと思うのが本音。私たち職人も、いろいろなお客さまのリフォームを経験しておりますので、十分理解をさせていただいております。
ところが、いざ作業に入ると、想定外のことが起こることもあります。
たとえば、よくあるのが、雨とい。外側から見たところ、異常がないように思われましたが、足場に上って中をのぞいたら、ひどい状態になっていたりとか。
こんなとき職人さんは、こう考えます。
「ほんとうは、雨といを新品に交換したほうが家のためにいいのだけれど、そうなったらお客さんの予算がオーバーするよなぁ。言いにくいなぁ・・・」。
「でも、外側から見ただけなら、ペンキを塗っておけば、きれいに仕上がるからこのまま塗って終らせようかな?」
「いやいや、ここは予算がオーバーするけど、お客さまのお家のことを考えると、正直に言ってあげたほうがいいに決まっている。でも、言いにくいなぁ・・・」
悩んだ末に、職人さんは正直にお伝えしたりしています。
沢山のリフォーム経験をして、いろいろな知識を身につけて「自分の家と思って施工する」というポリシーを持って仕事をしていると、やっぱり見て見ぬふりはできません。
何年か経った後、「あのとき、職人さんに言われて、雨といも交換してよかったわ」と思ってくれる日を信じて。
今月も一生懸命。ただそれだけです。
代表親方 澤野 文明